NHKに捧げる歌

NHKの籾井(もみい)会長の発言が、またぞろ物議を醸しています。
「(受信料の支払いを法律で)義務化できればすばらしい。」 2015/03/05
「(従軍慰安婦の問題について報道するのは)政府のスタンスがよく見えないので、
我々が放送するのが妥当かどうか慎重に考えなければいけない。」02/05
「私の話し方に問題があった。いらんことまで付け加えてしまう。話術の勉強をしたい。
アナウンス室に籍を置いて話術の勉強をさせてもらいたい。」03/05
桂文珍ではないですが、「こんなの弟子(NHK会長)にしておいていいのでしょうか」。
NHKについて思うところを述べます。

まずは、標題の「NHKに捧げる歌」、岡林信康 1970年の歌詞を聴いてください。

♪ ああ、この広き国 日の本に
名高きものは 富士の山
加えて名高き えぬ・えいち・けい

多くのものに 絵を送り
月々 戸口に あらわれて
とりたて歩くは 絵の代金

誰がいったか 押し売りと
されど払わにゃ なるまいと
渋々 さしだす その代金

「おはなはん」なら ありがたし
「りょうま」来たれば ありがたし
「旅路」あるのも ありがたし

色つき絵には 高く取り
白黒絵には 安く取る
されど もぐり客めらは
金を払わず 絵をながめ

お上は バイトを使いつつ
悪者を 探り続けるなりけれ
えぬ・えいち・けい

「おはなはん」やら、カラー・白黒テレビやら、時代を感じますが、
今でもNHKの受信料取り立ての態度は変わません。

この歌から少ししたころ、私はアパート暮らしでしたが、
ある日、部屋の入り口がノックもなく突然ガラッと開いて、
ガラの悪そうな中年男が部屋の中を眺め回し、
「テレビありませんね」と言いました。
「あなた、何ですか?」と聞くと、NHKの受信料徴収のものですと言いました。
それ以来、私はNHKの態度を信用していません。

籾井会長のことに話を戻すと、昨年1月の就任会見から「お騒がせ発言」の連発です。
特定秘密保護法について、「まあ~一応通っちゃったんで、言ってもしょうがないんじゃ
ないですか。あまりカッカする必要はない」。
竹島・尖閣諸島問題について、「日本の立場を国際放送で発信していく。
政府が「右」と言っているのに、我々(NHK)が「左」と言うわけにはいかない」。

従軍慰安婦の問題について、「補償問題は日韓基本条約で解決済み。
戦争をしているどこの国にもあった。なぜオランダに今頃まだ飾り窓があるんですか」。
翌日には「発言を取り消したい」と言い、国会では、
「考えを取り消したわけではないが、申し上げたことは取り消した」と言いました。

会長就任直後に、理事全員から日付のない辞表を取り付け、人事権は私にあると
示したようです。「一般社会ではよくあること」と述べ、今年またその発言をめぐって
「よくあること」とはどういう意味かと不毛な議論になりました。

今年2月には、先の戦争の責任を認めて謝罪した村山談話について、
「今のところいいと思うが、将来のことはわからない。政権が代わって
村山談話は要らないというかもしれない。」と言いました。

NHKは、不偏不党、公正な報道を行う公共放送とされます。
私が子どものころ、始めてNHKの放送局を見学した時、こう説明されました。
「皆さんの中には、NHKが国営放送と思っている人がいるかもしれませんが、
NHKは皆さんから頂く受信料によって運営している公共放送です。
国や政府の言いたいことを放送する所ではありません」。今でも覚えています。

NHK会長は政府が任命するのではなく、NHK経営委員会が選任します。
しかし、その経営委員は政府の強い影響を受けて選ばれることが多く(百田氏など)、
現在は安倍首相の意に近い籾井氏が会長になっています。任期は3年です。

NHKの予算は国会承認事項です。これまでは毎年ほぼ全会一致で承認されてきました。
ところが籾井会長が就任した去年は多くの野党が反対しました。
「籾井氏が会長である限り受信料の不払いが増え、今のような予算は組めない」。
実際、籾井会長の発言に反発して受信料を払わない家が100万件以上とも言われます。

TV放送が始まった当初、もう一つのNHKの意義は、緊急時や災害、その予報を
あまねく全国に伝えることでした。民放がまだ全国放送網を確立してしない時代です。
しかし、今は3.11震災に見られるように民放も重要災害時にはCMを止めて
放送します。普通の放送の中でも気象情報などがうるさいくらいテロップで流れます。

今や、特別な離島を除いて民放放映網がほぼ完成したと思います。しかし、その離島にも
おそらくNHKの受信設備が整備されていることでしょう。私たちの受信料を使って。
かつて、沖縄では、NHKや民放の放送テープを「輸入」して、3か月前の放送を流していたと
聞いたことがあります。

NHKの番組作りには感心するところも多々あります。サイエンスや文化、歴史などの
番組の取り組みは、民放のようにスポンサーを意識したり、タレントを使って演出することが
ありません。硬派なドキュメンタリーもそうでしょう。
しかし、最近は民放でもBS放送などでそのような取り組み姿勢が感じられます。

今や、NHKが本当に必要でしょうか。高い受信料を払って、
「まっさん」や「花燃ゆ」や「のど自慢」を見て満足しておられるならいいですが、
報道機関としては信用できないというのが私の印象です。

もし、籾井会長がアナウンサー室に本当に現れたら、NHK報道局はどう考えるでしょう。
無言の圧力にも、もしかしたら籾井氏ですから直接意見を言うかもしれません。
退職した女性アナウンサーのところに現役の報道部員から相談があったそうです。
従軍慰安婦の問題をずっと取材してきたけれど、今のNHKの体制の中で
どのように報道したらいいでしょうかと。

もはや公共の報道機関としての体裁を成しているとは思えません。
トップの意見で報道内容が変わるような放送局を誰が信用できるでしょうか。
ましてそれが公共放送たるNHKとは。

私はもはやNHKは使命を終えたと思いますが、
それが政治的に利用されたり、世論誘導に利用されることには耐えられません。
皆さん、NHKの受信料拒支払い拒否をしませんか? 少なくとも籾井会長が解任されるまで。 2015/03/14

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konnaii について

「こんないいオヤジ」 こと 今内祥雅(こんない よしまさ) と申します。 60歳。札幌市で妻と2人暮らし。 元公務員、現在は自営などその日暮らし。 「プロフィール」をご覧ください。
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