近頃の親は・・

さきに、「近頃の子どもは・・」という記事を掲載したところ、
お叱りのご意見をいただきました。
最近の子どもだって行儀の悪い子ばかりじゃありません、
人に気遣いのできる子もたくさんいますというご意見です。
ごもっともで、私も、子どもたちみんなが礼儀を知らないと言ったつもりではないのですが、
そんな風に聞こえましたらあやまります。謝罪の気持ちを含めて、もう一度、
近頃の子どもと、今回は近頃の親たちについて言いたいと思います。

家内からも、悪い子ばかりじゃないよと言われました。
私と家内は「近頃の子ども」のことをよく話していて、
「今日はこんな行儀の悪い子を見た」と憤慨することが多かったのですが、
家内が先日、ある施設でゲタ箱に靴を入れようとしたら、
後ろを通る子どもが「すいません、失礼します」と礼をしながら
横の方に靴を入れた、家内は礼儀正しいのに感心したというのです。
子どもたちが、元気よく「おはようごいます」、「ありがとうございました」と
挨拶してくれるのは気持ちのいいものです。
そういう子に会うと、オヤジとしては、日本の将来も捨てたものではないなと思います。

前回の記事のご批判には、スポーツをやっている子に礼を失する子はありません
というご指摘がありました。確かに、スポーツや武道を指導されている子は、
挨拶をしっかりして礼儀正しく接してくれると思います。それは良いのですが、
スポーツ指導者の中には、昔風の「根性」ばかり求めたり、
一部に暴力やセクハラもあるという話を聞くとちょっと残念です。
親も、もっと子どもの話を聞いて(子どもは親にスポーツ活動などの
話をするのが好きです)子どものスポーツ指導について
状況を知るべきだと思います。

今回は、子どもというよりは近頃の親たちについてボヤキたいと思います。
近頃の親は、子どもをあまりに軽んじているところがないでしょうか。

自分の所有物のように考えて、子どもを一人の人間・人格として考えることが
少なくなっていないでしょうか。そう考えさせられるニュースが多すぎます。
小さい子どもをほっぽらかして餓死させた、殴ったり蹴ったりして死なせた、
何日も食事を与えなかったりベランダに放置した、
信じられないニュースを聞きます。
そういう親は子どもが邪魔なのです。自分と、多くは相手の男や女との関係で
その子が邪魔になった事件だと思います。

自分が望んだはずの子どもなのにそんなに負担でしょうか。
確かに、生活費の問題のある家庭もあるでしょうし、新しい異性との関係で
子どもに愛憎がある場合もあるでしょう。しかし、
子どもはすでに生を受けた一人の人間です。
自分の子どもであれば、殺すほど憎いと考えることはオヤジの私には想像できません。

何らかの方法を考えたり、周りから提案を受けることはできなかったのでしょうか。

私が子どものころは「もらいっ子」とか「里親」というのがたくさんありました。
子どもを育てるのが大変な家庭と、一方で子どもの欲しい家庭があり、
地域やそれを超えて養子縁組みが行われていました。
私の知っている家庭では、7人兄弟の中学生の次男が、親も子も了解の上で
泣く泣く養子にいったことを覚えています。でも、そういう方法もあるのです。
何らかの方法が見つかれば、子どもを放棄したり虐殺することは防げます。

最近の親の態度にも問題があると思います。
家内から聞いた話では、このあいだデパートの婦人服試着室の前で
小さい子が待っているようだった、家内が隣の試着室に入いると、
「なんでこの子はカーテンを覗くのよ!」とものすごい怒鳴り声がして
びっくりしたというのです。
小さい子ならじっと待っていることが苦手で、お母さんはどうしているんだろうと
カーテンを覗くくらいするではありませんか。
それを大声で怒られたらその子の記憶にどう残るでしょう。

一方、子どもの教育について、学校などに文句を付けすぎる「モンスター・ペアレント」が
いるといいます。自分の子どもへの教育方法に注文であるといって、
学校に怒鳴り込んだり、無理な文句を言ったり、あげくは学校や先生を脅すというのです。
何でも、最近の小学校の学芸会で、親の注文で子どもを主人公にしなければ

ならなくなり、白雪姫が何人も登場する劇があったと聞きました。
笑い話のようですが本当です。自分の子かわいさのための暴走ペアレントの仕業です。

北海道はおおらかな性格の人が多いと思っていましたので、
先日の南幌町の事件は私にもショックでした。
女子高校生が母親と祖母を刺殺したという事件です。
報道では、厳しい「しつけ」への反発が原因と言われますが、
生徒会長候補だったという人望のある高校生が、分別もあったでしょうに
「しつけ」の厳しさで母親と祖母を殺すでしょうか。
私は一部に報道された「虐待の連鎖」が原因にあったのではないかと思います。

親から体罰や虐待を受けて育った子は、自分が親になった時に
同じように子どもを虐待してしまうことが多いのだそうです。
自分がイヤだった子どもの時の経験を何故自分の子どもにするのでしょうか。
それが「しつけ」の方法だと思っているからではないでしょうか。
南幌町の事件には祖母から続くその連鎖があったのではないかと考えます。

私の知り合いの小学校教師は、自分の子どもを5歳までは体で叱って教えるが
(ただし叩くのはオシリ)、そのあと言葉が十分理解できるようになれば
言葉で教える、と言っていました。
だから、自分の教え子の小学生を体罰したことはありません。

体罰というのは、当人にも、周りで見ている子どもにもかなり強烈なものです。
私が高校生の時、一度生徒を殴ったことから暴力教師とレッテルを貼られて
嫌悪される先生がいましたが、生徒のことを考えてくださる先生で、
私はきっと彼が殴るだけの理由があったのだろうと思っています。

親は子どもにとっては最も大きな先生です。
親の姿を見て子どもは成長します。親のすること、そのしかたが子どもの見ること、
覚えること、学ぶことなのです。これから子どもたちが社会に出て行く上で、
それに必要なことの多くは親の姿から学ばれます。
幼稚園から中高校生になって、周囲の社会を理解し、そこから学び
自分で判断できるまでは子どもの教育は親の責任だと思います。  2014.10.11

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「こんないいオヤジ」 こと 今内祥雅(こんない よしまさ) と申します。 60歳。札幌市で妻と2人暮らし。 元公務員、現在は自営などその日暮らし。 「プロフィール」をご覧ください。
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