秋田音頭です、キタカサッサーその1

私は、東京に就職した後、次の赴任地が秋田でした。
ここで私は、秋田の風土、文化など多くのことを知り体験しました。
初めてのことばかりで、驚いたり感動したりすることしきり、それは楽しかったです。
秋田音頭に乗せて、秋田の経験のことをお話しします。
ちょっと長くて読みにくいと家内の評なので、その1とその2に分けます。
目次を付けるほどではないので、それぞれさらりと読んでみてください。

花火大会で有名な秋田県大曲市(おおまがりし現大仙市(だいせんし))、
ここに私の職場、東北農業試験場がありました。
試験場の本部は岩手県にありましたが、稲の研究室はコメどころ秋田にありました。

♪ ヤートナー コラ秋田音頭です(ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー)
♪ コラ いずれこれより 御免こうむり 音頭の無駄をいう(アーソレソレ)
お耳ざわりも あろうけれども さっさと出しかける(ハイ キタカサッサ-)

ご存じ秋田音頭です。太鼓、三味線など伴奏とはやし言葉に合わせて
にぎやかでリズミカルに歌われます。ところが、節はほとんどなく平坦で、
まるで現代のラップのようです(ユーミン節と対照的です)。
歌詞の方は、今は有名なものが残されて紹介されますが、本来は、
宴会の席などで即興で作られるもののようです(私の歓迎会でもやってもらいました)。

♪ コラ 秋田名物 八森(はちもり)ハタハタ 男鹿(おが)で男鹿ブリコ
能代春慶(のしろしゅんけい) 桧山(ひやま)納豆 大館(おおだて)曲げわっぱ

ハタハタは、県北を中心に冬の雷の時期に捕れる魚で「カミナリウオ」。今や高級魚です。
そのタマゴがブリっコ。皮がやや固くて噛むとブリッとするのでブリコです。
春慶は漆の春慶塗り。能代市は日本三大春慶の一つといわれます。
納豆は大豆と稲わらが豊富だった秋田の産物。能代市桧山の名産とされましたが、
仙北郡(せんぼくぐん)旧仙南村(せんなんむら)に「納豆発祥の地」の碑があります。
曲げわっぱは、大館市の伝統工芸品で、秋田杉の板を曲げておひつなどを作ります。

♪ コラ 秋田の名所 海では男鹿島(男鹿半島がまだ陸続きでなかった)
山では鳥海山(ちょうかいさん、県南の山形県との境にある名山)
田沢(たざわ湖)の緑に 十和田(とわだ湖)の紅葉 絵描きも筆投げた
♪ コラ 秋田よいとこ 名物たくさん 東北一番だ
金山木山(かなやま きやま、鉱山と名木の山)に
花咲く公園 美人が舞い踊る

秋田音頭はお国自慢の歌でもあります。

♪ コラ 秋田の女ご 何どてきれいだと聞くだけ野暮(やぼ)だんす
小野小町の生まれ在所 お前(め)はん知らねのげ
♪ コラ 妻君ある人 秋田に来るなら 心コ固く持て
小野小町の生まれ在所 美人が うようよだ

秋田の女性の肌は確かにキレイです。
私が赴任する時、夜行列車で朝着いたのですが、駅にいた女子高校生たちが
誰も肌が白くてつやつやで、きめが細かいようでした。皆が皆なので驚きました。
1年を通して湿度のあるしっとりした気候のためだという人がいました。
(太平洋側と違って冬の湿度が高く、押し入れにしまった私のスーツが冬にカビました)
女性は水田など外で仕事をする時は、頭巾のような帽子で顔をすっぽり覆っていました。

♪ コラ 秋田名物 コの字づくしを つまんで言うならば(わかりやすく省略して言うなら)
坊ッコに ガッコ 笠コに 小皿コ 酢ッコに 醤油ッコ
♪ コラ おめ達(だち)おめ達 踊りコ見るだて(見る時に)あんまり口開(あ)ぐな
今だばええども 春先などだば 雀コ 巣コかける
(始めに聞いた時は雀がシッコかけるのかと思いました。シとスの発音が曖昧ですから)

秋田言葉では名詞のあとによく「コ」を付けます。前の歌詞はそれをはやしたものです。
歌詞に出てきた「ガッコ」のことを注釈します。
いぶりガッコともいい、大根を燻製にしてさらに沢庵漬けのように漬けたものです。
普通はいろりで燻すのですが、職場の地方では皆さん専用の燻り小屋を持っていました。
漬け物のことを「香の物」と言うでしょう。
香りを合わせるから「合っ香(ガッコ)」、あるいは「雅香」のなまりとも聞きました。
さすがに、さらに「コ」を付けてガッコッコとは言いません。

職場の休憩時間には、皆さんが自家製の漬け物を持ち寄ってドンブリ一杯の量を
つまみにお茶を飲みました。ほかの研究室に顔を出したり、前を通りかかった時も、
「お茶っコ、飲んでってけれ」とよく誘われました。これは、話をしたいから
寄ってくれということで、ほかの場所でもよく聞きました。気持ちのいい言葉です。

女性の名前に「子」を付けますが、面白いことに秋田では、
「コ」を付け加えて呼ぶ時とわざと取ることがあります。
年配のチエさんは「チエコ」と呼び、若い紀美子さんは「キミ」ちゃんと呼んでいました。
どうしてそうなのかと聞いたら、「年齢と親近感の違いでねべか」と言われました。
その2に続く。 2015/02/22

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konnaii について

「こんないいオヤジ」 こと 今内祥雅(こんない よしまさ) と申します。 60歳。札幌市で妻と2人暮らし。 元公務員、現在は自営などその日暮らし。 「プロフィール」をご覧ください。
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