石焼きイモと石川啄木

こんばんは、おばんでした。今内です。
札幌は寒の戻りでまた寒くなってしまいました。
今日は、ブログネタをひとつ。
最近、夕方になると、駅前で石焼き芋の声が聞こえます。
「石焼~きいも~」というあれです。

学生時代、札幌に面白い売り声の石焼き芋屋がいました。
「石焼~きいも~、いも。
甘くておいしいお芋だよ。
ほっかほっかのお芋だよ。
ほっかほっか、ほかほっか。
ほかほかほっか、ほかほっか。
ほっかほっかのほっかほか、
ほっかほっかの
石焼~きいも~。
東海の~、小島の磯の白砂に~、
我泣き濡れて、蟹とたわむる~。
♪カニ~とたわ~む~る~。
石焼~きいも~。」

その話を家内にしたら、石川啄木の話になりました。
啄木の歌ならたくさん知っているよ、と家内は言います。
「はたらけど はたらけど なおわがくらし 楽にならざり ぢっと手を見る」
「たはむれに 母を背負いて そのあまり 軽(かろ)きに泣きて 三歩あゆまず」
北海道では啄木のことをとても身近に感じています。

函館に啄木の歌碑がたくさんあったね、と家内が言いました。
「函館の青柳町こそかなしけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花」(かなしけれ は懐かしいの意)
小樽にも歌碑が2つあるそうです。1つは、
「こころよく 我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて死なむと思ふ」ですが、もう一つは
「かなしきは小樽の町よ 歌ふことなき人人の 声の荒さよ」です。
小樽の人はどういう気持ちでこの歌碑を作ったのだろうと思いましたが、
当時、小樽ではこの歌の支持がNo.1だったそうです
(このたびの村上春樹の中頓別町はいかに?)。

小学校の修学旅行で釧路に行った時は、ガイドさんの話は啄木の歌ばかりでした。
「しらしらと氷かがやき 千鳥なく 釧路の海の冬の月かな」
「さいはての駅に下り立ち 雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき」
釧路は本当に最果てだったんだろうなあ。そう言えば、釧路の女の歌があったな。
「小奴(こやっこ)といひし女の やはらかき 耳朶なども忘れがたかり」
家内曰く「奥さんを故郷に残しておいて不潔」。

啄木の故郷を思う気持ちには特別なものがあります。
「かにかくに渋民村(しぶたみむら)は恋しかり おもひでの山 おもひでの川」
「ふるさとの 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな」
「ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく 」
「石をもて追はるるごとく ふるさとを出(い)でしかなしみ 消ゆる時なし」
私が好きな歌は清廉な次の句です。
「やわらかに 柳あをめる 北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに 」 2014.03.08

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konnaii について

「こんないいオヤジ」 こと 今内祥雅(こんない よしまさ) と申します。 60歳。札幌市で妻と2人暮らし。 元公務員、現在は自営などその日暮らし。 「プロフィール」をご覧ください。
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