根室へ行ってきました -返せ!北方領土

北方領土札幌はだんだん秋らしくなってきました。
ナナカマドの実が真っ赤に色づき、
葉もだいぶ赤くなりました。
モミジやイチョウも色づいてきています。

先日、根室へ行ってきました。
根室地方と北方領土のことについて書いてみます。

今年のはじめころから、家内が「一度、根室へ行ってみたい」と言います。
北海道に住んでいても、東の端、根室へ行くことはめったにありません。
このたび、道東地方へ行く機会があって、その足で根室へ行くことにしました。

私の出身地、斜里町から知床峠を越えて根室へ向かいました。
前日のオホーツク海の夕日は実にきれいに見えたのですが、
当日は雨がちで、峠から先、羅臼町側は霧(雲?)で真っ白でした。
(知床峠は、オホーツク海側と太平洋側が両方とも
晴れて見えることはなかなかありません。)

羅臼の市街まで降りて来ると、視界が広がるようになり、
北方領土の国後(くなしり)島が大きく見えました。
国後展望塔(望郷の丘)へ行くと、国後島が視野120度%e7%be%85%e8%87%bc%e6%b8%af%e3%81%a8%e5%9b%bd%e5%be%8c
くらいの大きな広さで見えます。
かつてその島に住んでいた人にとっては、
近くに見えても行くことができない故郷。
あそこが今は「異国」なのだと感じざるを得ませんでした。
ちょうど漁船の船団が港に帰ってくるところで、港では
漁獲物(たぶんサケ)を下ろしているのが見えました。

羅臼から根室までの間は国道242号線です。
知床峠を含めて、本州からの旅行者、特にバイクが多かったです。
神戸、名古屋、練馬ナンバーなど。
最近は、大きな荷物を抱えて鉄道の車中を横歩きして旅する
「カニ族」は少なくなりました(ユースホステルも)。

国道は海岸近くなので、風が強いのか、樹は背が低かったり
幹の曲がったものが多く、周りに見える農地は牧草地ばかり。
気温が低いことと風の影響などで作物が作れないのでしょう。
根室への途中の標津(しべつ)町、別海(べつかい)町は漁業の町です。
途中、標津町のサーモンパークへ寄ってサケの遡上を見学しました。

根室に着いた頃はもう日が傾きかけていました。
北方領土が見えるか見えないかわかりませんが、まず
納沙布(のさっぷ)岬へ行きました。%e9%87%8e%e4%bb%98%e5%8d%8a%e5%b3%b6%e3%81%8b%e3%82%89
灯台の所から歯舞(はぼまい)諸島が見えます。
(北方担当大臣が名称を正しく読めなかったあの群島です)
島はすぐ近くに見え、貝殻島にあるロシアの灯台などは
泳いで行けそうな距離です(3.7km)。

翌日、天気が良くなったのでもう一度岬へ行きました。
今度はすっきりと北方領土を見渡すことができました。
左手に見える国後島の山は、知床半島の山々と
ほとんど連なっているように見えます。

せっかくここまで来たんだからとオーロラタワーに
登りました(ちょっと値段が高かったですが)。
中央には歯舞群島の水晶島とロシアの灯台がある貝殻島、
その右手に勇留島(ゆりとう)と秋勇留島(あきゆりとう)、
中央奥に志発島(しぼつとう)が見えました。
こんなに近くに北方領土を見ることができるとは。

ちょうど朝のコンブ漁の時間で、たくさんの漁船が
長いサオを操ってコンブを採っていました。
漁船はコンブを採ったらすぐ港へ運んで往復しているようでした。
岬のごく近く、海岸線のすぐそばで操業しています。

貝殻島の近くで作業している漁船が見えました。
ロシアの漁船です。近くには漁船よりやや大きい武骨な船がいます。
さては、ロシアの巡視艇が日本の漁船を監視しているのだと思いました。
ごく至近距離で日本とロシアの漁船がコンブを採っているのです。

水晶島にはロシアのレーダー基地と監視施設が見えました。
酪農の施設らしいものも見え、人が住んでいるようです。

北方領土位置でも、かつてそこには日本人が住んでいました。
それは択捉(えとろふ)島、国後島、色丹(しこたん)島も同じで、
日本が戦争に負けて本土へ移住せざるを得なかった人たちです。
かつて島に家があり、家族と生活があり、友があったのです。
その人たちにとっては、北方4島がふるさとで、そこを見ることが
できる丘や岬は「望郷」の地なのです。

今回、私たちはそういう「望郷の地」を多く巡りました。
しかし、戦後70年。島に住んでいた人たちは高齢になり、
島を故郷と呼ぶ人の数は少なくなりました。
日本人の中でも、竹島や尖閣諸島の問題を意識する人はいても、
北方領土の問題を知っている人は少ないのではないでしょうか。

北方領土は日本とロシアの領土問題です。
12月にロシアのプーチン大統領が来日します。
11月にはAPECの会議で安倍首相とプーチン大統領が会います。
もはや、今年しか北方領土問題を解決するチャンスは
ないのではないかと思います。 16/09/30

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konnaii について

「こんないいオヤジ」 こと 今内祥雅(こんない よしまさ) と申します。 60歳。札幌市で妻と2人暮らし。 元公務員、現在は自営などその日暮らし。 「プロフィール」をご覧ください。
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