北電再上げの影響

昨年11月に北海道電力の電気料金が値上げされました。
2年連続の値上げで、昨年の値上げは15%を超える大幅なものです。
昨年11月の我が家の電気料請求書を見て私は仰天しました。11,117円!
10月は5,700円でした。前年の11月は6,200円でした。
それが一気に1万円以上! 2倍ですよ!
またまた北電再値上げについてボヤキます。ついでに我が家の暖房事情についても。

北電の再値上げは北海道経済に大きなマイナスになっています。
1月の日銀支店長会議の報告では、全国で北海道だけが景気判断が引き下げられました。
日銀札幌支店長の話では、
「北電再値上げの影響はあらゆる産業、家計に響いている。マインドを悪化させている。
 北海道で景気拡大という言葉を使う時期がいつ来るのか?」
という悲観的なものです(北海道新聞 15/01/16)。

財務省の局長会議(01/26)でも、北海道は電力料金値上げの影響があり、
「高額商品が好調であるものの、婦人衣料品やリビング用品が低調」(百貨店)、
「雇用が低調」(リース業)、住宅建設では「消費税増税に伴う需要の反動減の影響が
まだ続いている」(建設業)などと言われています。実際、札幌の中心部では、これまで
盛んだったマンション建設が、買い手が少なくなっため、勢いがすぼんでんでいるようです。

電力を多く使う製造業や、前に述べたように酪農や水産物加工では
電気料の値上げが大きな足かせになっています。
製品価格に反映したくても、ほかの地域の価格や消費者の反応を考えると
なかなか値上げはできません。何とか自社努力で電気料の値上げ分を吸収しようと思っても、
消費税の値上げもあり、もはや限界に近いでしょう。

オール電化の人も悩んでいます。どうしてこんなに電気料が高いのか、
オール電化を止めるには住宅の改修が必要だ、どちらにしても金がかかる。

北電は赤字幅が減少したといいます。単独決算では黒字の見通しだそうです。
ただし、値上げによって節電がさらに進み、「新電力」への乗り換えもあって、
電力販売量は減少を見込んでいるようです。電力会社の本来のあり方でしょうか。
泊原発の再稼働が遅れても黒字になるようにしたい、と言っています。
消費者に多大な負担を押しつけておいて、会社内部の見通しを今さら何を言っとおるか!

ちょっと小さい話になりますが、我が家の暖房の事情について聞いて下さい。
2012年11月、札幌の中古マンションを購入して引っ越してきました。
前の住人が残してくれた暖房設備は、都市ガスの一番出力の小さいタイプでした。
出力を最大にしてもちっとも暖かくありません。
その割にガス代は結構かかりました。ガスをあまり使わない夏の時期もです。

そこで、雪祭りで見た寒冷地用の暖房機能のあるエアコンを着けたいと思ったのですが、
そのエアコンは多量の電気が必要です。
前の住人の電力契約は30アンベアで不十分だったので、アンペアを上げたいと
申し出ましたが、それはできないとマンション管理会社と北電に言われました。

実は、引っ越して来る際に、家内が今までと同じくIHコンロを使いたいと言います。
使えるかどうか確認しようとすると、不動産屋も管理会社も明確な返事をしません。
結局、古い建物なので電気回線の容量がいっぱいでもう増やせないというのです。
でも、同じマンションでIHを使っている人はいます。つまり、
先にアンペアを上げた人は利用できますが、後から申し出た人は
もう容量がいっぱいだからだめだというわけです。

不公平だと思いましたが、電力会社がアンペアを上げてくれないのでは
どうしようもありません。それからしばらくの間、注意を忘れたために、
電子レンジを使う時などは電気ブレーカーがよく落ちました。

そこで、昨年は安い電気ストーブを購入しました。局所的にはすぐに暖まるのですが、
家内は気に入らなかったようで、部屋全体が暖まるオイルヒーターが欲しいと言います。

オイルヒーターは、温風を出さないため、空気を汚さず乾燥させず、部屋全体を暖めます。
しかし、暖まるまでに時間がかかり、コンクリートの壁など全体を暖めてから
その効果を発揮します。スイッチオンですぐに暖かくはならず、また、
長時間オフにしていると、また最初の壁を暖めることから始めます。
予算の関係から、同様の機能を持つ遠赤外線輻射式電気ストーブを購入しました。
それをもっぱら使用してガス暖房機の使用を抑えました。

その結果が昨年11月の電気料金です。前年の2倍!
これほど増えるとは思いませんでした。もちろん電気料値上げの影響があります。
ガス料金の方は前年より減ったのですが、電気とガスで今年1月は2万円以上。
我が家には厳しい金額です。でも、暖房をケチって健康を害しては何にもなりません。
せいぜい、着込むなどして電気をなるべく使わないようにしています。トホホ。

私事が長くなってしまいました。最近の関連情報をいくつかお伝えします。
一つは、北海道ではガスの値段が3か月連続上昇、電気の値段が4か月下落というものです。
電気料金が下落というのは、再値上げ以後おかしいではないかと思われると思います。
これは、「燃料費調整制度」による価格のことです。

声高に電気料を値上げしますというのとは別に、いつも電気料の単価は変動しています。
発電燃料やガス原料の価格変動に応じて、毎月、電気やガスの販売単価が動いているのです。
その額はわずかなものですが、円安で原油価格が上昇したとなれば、その分の発電単価を
消費者が負担させられる仕組みなのです。航空機のサーチャージ料金のようなものです。
請求書や領収書には一応「燃料費調整額」と記されていますが、
ほとんどの人は、そのことを気にすることはないでしょう。
最近の原油価格の下落より、電気料のこの単価はさらに下がる可能性はあります。

次は、コープさっぽろ。
前にご紹介しましたが、ついに新電力の会社を今年7月までに立ち上げることを
発表しました(01/13)。
組合員から太陽光発電などの電力を買い取り、それを家庭向けや
大口消費企業に北電より安く販売するということです。
ガス販売の大手、北海道ガスも16年度中に新電力の販売会社を作ることを表明しており、
北電がこれからどう対応するか、電力自由化の中で価格競争が面白くなってきました。

次に、太陽光発電の電力購入を電力会社が拒否していた問題で動きがありました。
資源エネルギー庁が新しい省令を公布したことにより、北電など電力4社は
太陽光発電に対する接続保留の措置を1月26日に解除しました。
規模の大きさなどの制限はありますが、これで新規の受け入れ拒否はほぼなくなります。
これから、コープさっぽろなどとの買い入れ価格競争が始まるのではないかと期待します。

最後は北海道に新しい石炭炭鉱ができるというニュースです。
札幌の燃料販売会社、札幌第一興産が、記録が残っている限りでは北海道で37年ぶりに
新しい採炭鉱山を始めるということです。
旧夕張炭鉱の近く、栗山町(その名前から北海道日本ハムファイターズの栗山監督が
居住しています)に、露天掘りの石炭炭鉱を開くというのです。
推定埋蔵量が少ないことから3~4年で掘り尽くす計画のようですが、
露天掘りで経費を少なく採掘できて、この4月からも出荷可能ということです。
発電用などに重宝されるのではないでしょうか。
機を見るに敏、まさに今でしか成り立たない商売ではないかと思います。

私の失敗談などつまらないことを含めましたが、北海道の現在の情勢報告です。
参考にしていただければ幸いです。 15/02/13

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konnaii について

「こんないいオヤジ」 こと 今内祥雅(こんない よしまさ) と申します。 60歳。札幌市で妻と2人暮らし。 元公務員、現在は自営などその日暮らし。 「プロフィール」をご覧ください。
カテゴリー: エネルギー, 未分類 タグ: , , , パーマリンク

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