ラドン温泉のことなど

昨日、南幌(なんぽろ)温泉に行ってきました。
南幌温泉はラドン泉を含むことが大きな特徴です。普通の風呂とは別に
ガラスで囲んだ浴室があって、ラドン泉の湯舟とその蒸気を吸うことができる
サウナの空間があります。
日本人は放射線に抵抗感があるわりにはラドン泉が好きです。
ラドン温泉のことなどを書きます。

家内が、近いからまた南幌温泉行きたいと言います(家内はラドン温泉が好きです)。
前に札幌近郊にいた時には少し時間がかかると思っていましたが、
今の家からは車で40分で着きました。
ラドン温泉と言いますが、ラジウム温泉という方が正しいようです。
ラドンはラジウムから生じた元素で気体です。放射線を発して
それが体にいいと言われています。

南幌温泉には次のような表示がありました。
ラドンは皮膚からと呼吸から人体に吸収され、その放射線が血行を良くすることで
健康によく、毒素を排出する効果がある、
その放射線は人体に全く安全で、毎日この温泉に入ったとしても
その放射線量は自然界から受ける5分の1程度である。

放射能泉として有名な温泉には、秋田県の玉川温泉、
鳥取県の三朝(みささ)温泉などがあります。
玉川温泉は末期のガン患者がすがる岩盤浴の温泉として有名ですし、
三朝塩泉は日本で最初に温泉療法を取り入れた病院がある温泉として知られています。
どちらも行きましたが、そういう注釈がよく当てはまる雰囲気の温泉です。
三朝温泉は肌にやさしい温泉ですが、玉川温泉はものすごく酸性の強い
温泉ですのでお気をつけください。

私が前に住んでいた広島県はラドン温泉の宝庫です。
どこの温泉も、泉源の温度が高いことではなくラジウムを含むことで
天然温泉とされていました。中国山地はウラン元素を多く含み、
人形峠はかつてウラン鉱山でした。

私が何回か行った、山深い地にある薪で湧かす温泉は
ウランの試掘で残された鉱泉でした。
広島県では原爆の印象か放射線が忌み嫌われますが、
ラドン温泉だけは別で人気があります。

ヨーロッパでは、温泉を療養施設と考えていることが多いです。
公共温泉にパンツで入って水泳することも自由ですし、
長期療養や医療機関の温泉も多いです。

日本の感覚では、観光を兼ねてちょっと温泉に1泊というのが多いと思います。
でも、私が東北にいた時は、これが「湯治場」なんだだということがよくわかりました。
農家の方などが冬に自分で食料を持って、何週間も自炊しながらお湯に入るのです。
施設の方でも自炊用の厨房施設や貸し出しコンロを完備しています。
農家の方にとっては年に1度の保養であり1年間仕事をしたご褒美だろうと思います。
中でもラドン温泉は人気がありました。疲れがとれるという方が多くいました。

普通の温泉と比べて、ラドン温泉は何が違うのでしょうか。
よく言われるのは「デトックス効果」、体内の毒素を排出する作用があるということです。
毒素とは何を言うのかよくわかりませんが、疲労や病気の原因物質を体から出す
という説明が温泉施設によくあります。

ラドン温泉にデトックス効果があるかどうか、学術的には証明されていないそうです。
でも、それでもいいのではないでしょうか。
南幌温泉で見たおじいちゃんは、ラドン泉の湯舟で声に出して200まで数え、
それから湯を出て横になってラドンを吸うということを繰り返していました。
ラドン泉の効能を信じているのです。そういう方がいるなら、
実効がどうであれそれでいいのではないでしょうか。

もともと、古い温泉は、猿とか鹿とか白サギとかが怪我を癒やしたことで発見された
という伝承が多いです。
最近は、地下1000メートル以上もボーリングできる技術がありますので、
深く割れば温度の高い地下水に当たることができ、
その温度だけで天然温泉と称することができますが、

私はそういう都市型スパはエセ温泉だと思っています。
法律上、温泉と認められてもちっともありがたくありません。
やはり、信じられるかどうか、ラドン温泉の効能がどうであれ、
それを信じる人がいれば立派な温泉だと思います。 2014.09.04

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konnaii について

「こんないいオヤジ」 こと 今内祥雅(こんない よしまさ) と申します。 60歳。札幌市で妻と2人暮らし。 元公務員、現在は自営などその日暮らし。 「プロフィール」をご覧ください。
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