クマ出没! 注意!!

熊出没注意

今年は、秋ではなく今の時期からクマの出没が多いようです。
北海道の目撃例も多いですが、本州では、島根、岐阜、
神奈川、新潟、東北各県など各地でクマの出没が見られ、
人や農作物への被害が報告されています。
秋田では人が襲われて4人の方が亡くなりました。


秋田の事件は耳を疑いました。
ツキノワグマが人を襲った、そしてあろう事か食べたらしいのです。
ツキノワグマが人を食べるというのは私は初めて聞きました。
現地の人たちは、射殺されたクマのほか「人食いグマ」が、もう
いなくなったと確認されるまで 外を歩くことも心配でしょう。

北海道のヒグマは、どう猛で人を襲うことがあり、過去にあった
「人食いグマ」の話を 私は小さいころから聞かされました。
北海道にいるのはヒグマ、本州はツキノワグマです。

津軽海峡を境に「ブラキストン線」という動植物の区分線が言われており、
たとえば、本州にはサルがいますが、北海道にはいません。
北海道のシカはエゾシカですが、本州はニホンジカ。
クマも、北海道はヒグマ、本州はツキノワグマと完全に棲み分かれています。

ヒグマは、体長2~3m、体重200~500kgにもなります。
ツキノワグマは体長1.2~1.8m、体重50~120kg。クマの中では小さい方です。
ツキノワグマは、名前のとおり、胸に白い三日月模様のあることが特徴です。
(ただし、ヒグマにも同じような模様のあるものがいます)
どちらも森林に棲み、動物も植物も食べる雑食性ですが、
ヒグマは、サケを食べることで有名なように動物性のものをよく食べます。

ヒグマもツキノワグマも冬眠し、その間に子どもを2頭くらい産みます。
このため、冬眠前にはエネルギーを蓄えるよう たらふく食べます。
この時の主な食料はブナ類やナラ類などのドングリです。
昨年はドングリが豊作だったため、今年クマの出没が多くなったといわれます。

なぜかというと、栄養状態が良かったため2頭の子どもがそれぞれ成長できました。
春先、子どもたちが巣穴から出てきて食べ物を探します。
クマの子どもの数が多いので今度は食料争奪戦です。
山で食べ物が少なかったクマが人里に降りてきたのではないかというのです。
確かに、TVで視聴者から寄せられた映像は子グマが多かったと思います。
しかし、多くの場合は子グマの背後に母グマがいます。
子育て時期の母グマは、子どもを守ろうとして非常に敏感、時に凶暴になります。
その時期に人が母グマと遭遇してしまうと思わぬ悲劇が生じかねません。

秋田でクマの被害に遭った人はタケノコを取りに山へ行ったそうです。
「タケノコ」といってもスーパーで売られる大きなタケノコではなく、
ネマガリタケ(チシマザサ)のタケノコ、いうならササノコです。
秋田県北部で私は竹林を見たことがありませんでした。
余談ですが、秋田の人は「タケノコ」が大好きです。
採ってきたタケノコを、水煮にしたり天ぷらにしたり、
一升瓶に自分でビン詰めして保存食にしたりします。
季節のものですし結構な値段で売れます。ちょっとしたアルバイトになります。

ところで、このタケノコがツキノワグマの食料でもあるのです。
射殺されたクマの胃の中はネマガリタケでいっぱいだったそうです。
クマの食料場に人間が立ち入るわけですから、クマは危機感を募らせます。
まして、子どもの食料を確保しなければならない母グマにとっては。

秋田県北部は「マタギ」で知られるように、クマとのせめぎ合いの地です。
住民はクマのことをよく知っていて、山へ行く時は、クマよけの鈴や
ラジオを鳴らし、人間がここにいるぞとクマに知らせていたはずです。
クマは本来、人を恐れるもので、突然ばったり出会った時などを除いて
めったに人を襲うものではありません。
しかし、人が自分の領分に立ち入って、子グマの食料を奪う場合は、
「敵」と思うことでしょう。

クマが人を襲う時は、噛みつくのではなく前足で張り倒します。
100kg以上のクマが、鋭い5本爪の大きな前足で殴るのですから
当たり所が悪ければヒトは一撃でやられてしまいます。
命からがら逃げたとか、なんとか反撃してそのスキに逃げたという話が
今年も報じられていました。

ツキノワグマがヒトを食べた! これは衝撃でした。
一度ヒトを食べたクマは、再度人を襲うことがあります。
武器を持っていない人間はクマにとって格好の弱い獲物です。
クマがそのことを知ると、繰り返し人を狙うことがあります。
そういうクマは非常に危険ですので早急に駆除しなければなりません。
このような事態は人にとってもクマにとっても災難です。
熊出没沼田警察
クマに襲われないようにするために重要なことは
「クマに出会わないことが最善」。
クマのいそうな所に近づかないことが一番です。
もし、そういう所へ行く場合は、
「音を出すなど、人がここにいることをクマに知らせる」。
不幸にしてクマに出会ってしまったら、絶対の対処法というのはありません。
「走ったりせず、クマと視線を合わせながらゆっくり後退する」
ことがせいぜいの対処法だそうです。

人とクマはどうやったらうまく共生できるでしょうか。
アイヌの人たちとヒグマの関係、世界自然遺産・知床での取り組みなど
ご紹介したい話はまだまだありますが、また別の機会に。 2016/06/27

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konnaii について

「こんないいオヤジ」 こと 今内祥雅(こんない よしまさ) と申します。 60歳。札幌市で妻と2人暮らし。 元公務員、現在は自営などその日暮らし。 「プロフィール」をご覧ください。
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