まっさん

10月からNHKの朝の連続テレビ小説で「まっさん」が始まりました。
なかなか面白いです。ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝と妻のリタをモデルにしたドラマです。
スコットランドへウイスキー作りを学びに行き、最愛の妻リタ(ドラマではシャーロット・ケイト・フォックス演じるエリー、なかなか可愛いい)と結婚します。
妻を日本に連れてくるのですが、当時日本では珍しい国際結婚で、ドラマで描かれる以上に外国人妻に対する周りの違和感は強かっただろうと思います。ドラマでは「外国人」と言っていますが、今現在の配慮であって、当時は「外人」、あるいは「けとう」と呼ばれることも多かったろうと思います。

私が広島県にいた特、竹鶴政孝の故郷、広島県竹原市で特別展と講演会が行われたので行って来ました。すでにニッカウヰスキーはアサヒビールの傘下でしたが、ニッカ時代に入社したアンバサダー箕輪氏が竹鶴の生涯を紹介してくれました。

竹鶴政孝は1894年生まれ、竹原市の日本酒製造会社・竹鶴酒造の三男でした。
近隣の忠海中学に進み、その時は1学年下の元首相・池田勇人に寮のふとんの上げ下げをさせたといい、2人は生涯つきあいがあったそうです。
若いころから洋酒ウイスキーに関心があり、大阪大学醸造学科に学び、摂津酒造に入社して1918年からウイスキー作りを学ぶためにスコッチウイキーの本場スコットランドへ派遣されます。

かの地で竹鶴は猛烈に学び、竹鶴ノートなる伝説のウイスキー作成法の書を残します。そのノートはしばし行方不明でしたが、その後ニッカ記念館に寄贈され、今は札幌のパブでも、その几帳面な縦書きノート(複製)を見ることができます。

そして、竹鶴はスコットランドで縁あってリタと結婚します。リタの両親には、外国人との結婚ということであまり歓迎されず、結婚式は行われず、2人だけで婚姻届けをしたそうです。NHKのドラマではこの辺は省略されています。

竹鶴は仕事を終えてリタと2人で日本に帰ります。リタが、知ることもない遠い東洋の異国日本に来る決心をしたことには本当に感動します。どれだけ強い決心が必要だったでしょう。竹鶴についてくる、おそらくただそれだけだったのでしょう。
日本に来てから、リタに対する周りの目が厳しかったことは想像に難くありません。外国人を見ることすら少ないのに、近所に青い目のお嫁さんがいるとすれば想像できます。NHKの連ドラがやりたいところです。

広島竹原でも、大阪でも北海道余市でも、リタは周囲から白い目で見られたことでしょう。しかし、リタは献身的に竹鶴を支え、周囲の人になじんで地域とともに活動しました。リタは竹鶴より早く1961年に亡くなりましたが、最期の地余市町では皆さんから愛され尊敬され、リタの名前を取った施設がたくさんあります。

竹鶴は帰国後、鳥井信治郞の寿酒造(現サントリー、鳥井さんだからサントリー)に迎えられ、京都・山崎でウイスキー作りを始めます。この時も、竹鶴はスコットランドの風土に近い北海道でやりいと言ったようですが、消費地に近いからという鳥井の主張で山崎に決まったようです。

竹鶴は何につけても品質にこだわりました。スコッチウイスキーはこうでなくてはいけないという信念があったのでしょう。やがて商売上の考えの違いから壽屋を退社して、念願の北海道余市でウイスキー作りを始めます。
ところが、ウイスキーを蒸留して販売するまでには数年以上かかります。その間会社の収入はありません。そこで、当地の名産リンゴを使ったジュースを作ることから始めました。大日本果汁株式会社(略称ニッカ)の始まりです。

1940年からニッカウイスキーの販売が始まりました。とにかくスコッチの品質にこだわり、当初は安い商品は扱いませんでした。その後、トリスなどに対抗してHiHiニッカなど安い商品を販売しますが、創業者の意向ではなかったようです。

私はニッカにはずいぶんお世話になりました。学生時代、飲んだ多くの酒は安いニッカでした。しかし、ニッカには筋がある、うまい香りがあるというのが私の感想です。
飲んでいて何とも言えない香りがあります。商品には、さりげなく竹や鶴のデザインがあしらわれいます。かつて、正月を一人で過ごす時には、スーパーニッカが欠かせない酒でした。 2014.10.15 改2014.10.22

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「こんないいオヤジ」 こと 今内祥雅(こんない よしまさ) と申します。 60歳。札幌市で妻と2人暮らし。 元公務員、現在は自営などその日暮らし。 「プロフィール」をご覧ください。
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